マッキントッシュの当時の4chパワーアンプMC431と弟分のMC420。並べると大きさがかなり違う。
重さも9.1kgと6.6kgとこちらもかなり違う。
ガラスパネルが美しいが割れる恐れもある。ガラスパネルはホームオーディオ同様に気泡が発生することも多い。
本機にはマッキントッシュのパテントでさるパワーガード機能がある。パワーガードランプは過大入力があった際に点灯します。
つまりランプが付いていると問題ありということ。
ガラスパネルを開けると音質をコントロールできます。各チャンネルのゲイン調整、ハイパス・フィルターの調整ができます。
サブウーファー出力の周波数の設定もできます。
MC420の側面。冷却ファンが結構うるさいです。ちなみにMC431の冷却ファンは2個装備。
定格出力: 20Hz〜20,000Hz
高周波歪率: 0.005%
S/N比: 110db
定価 138,000円
マッキントッシュのカーアンプの中では比較的安価で入門用の位置づけであるが、しっかりとマッキンの音色を奏でてくれる。
濃厚で力強く、全体的にフラットな音質。上位機種のMC431と比べるとピーキーでないのでしっとりとした女性ボーカルにぴったりだと思う。
カタログスペックでは上位機種のMC431と出力以外は同じ。説明書にも謳っているが、歪率0.005%は驚異的。
ひと目でマッキントッシュとわかるデザインは優秀。中古市場ではタマ数はそこそこあるが、状態も悪い製品も見かけることが多い。
音質は温もりを持ったザ・アナログアンプといったところ。